築90年の歴史ある「蔵」を改装した趣きのある空間と、洗練された洋の料理が融合

食べる/KURAYA KATO

用宗街道から少し横道に入り、路地のさらに奥に、趣のある佇まいが印象的なレストラン「KURAYA KATO」がある。築90年の蔵を改装したこのレストランは、温かみのあるモダンな和の空間に洗練された洋の料理が融合し、訪れる人たちを常に楽しませている。

クラヤカトウ外観
外観はほとんど手を加えられていない歴史を感じさせる築90年の蔵

当時のまま残された重厚感のある扉、梁が見える吹き抜けのダイナミックな天井、そして店内に飾られた書やさりげなく生けられた季節の花に、細部まで気配りが感じられる。

クラヤカトウ・エントランスとテーブル席
屏風絵が印象的なテーブル席と開放的なエントラス

建物や内装の魅力もさることながら、この空間で味わう旬の食材を使ったコース料理も絶品だ。

オープンから数年が経ち、今では静岡の食通の方たちから用宗と言えばあのレストラン!と言われる象徴的な人気店となった。用宗に来たなら訪れて欲しい、誰かに教えたくなるそんな特別なお店である。

OWNER INTERVIEW
オーナーが語るお店のこだわり、
用宗の魅力とは?

用宗でお店を始めたきっかけは

以前は静岡市街のレストランでシェフとして勤務していましたが、独立してお店を持つなら郊外にしようと決めていました。ちょうど独立の転機に手頃な物件が用宗駅前に見つかったことと、海、山、川に囲まれ、鉄道や交通の便に恵まれた環境に魅力を感じ、用宗でレストランをオープンすることに決めました。

おかげさまで駅前のイタリアンレストランが手狭になってきたことと、イタリアンの枠を超えて美味しい料理を追求しようという想いから、2014年にこの築90年の蔵を改修し「KURAYA KATO」をオープンしました。

クラヤカトウ内装
木の温もりを感じる店内

枠にとらわれない料理

実は当店は何料理という看板を掲げていないんです。イタリアンやフレンチ、和食といったバックグラウンドはありますが、美味しいものを美味しく調理して提供するためには枠にとらわれたくないんです。

いつ来てもいつも同じというスタイルもあるかと思いますが、私はいつも何か変化や新しい要素を盛り込みたいと思っています。私自身が美味しいと思った料理を提供することが前提としてあります。

クラヤカトウ料理

コース料理のみの完全予約制

食材の旬にはとにかくこだわりを持っていて、その時期の旬の食材を一番美味しく食べていただくには、完全予約制のコース料理でしか実現できないと考えています。ただ、常にメニューに変化を与えることは予想以上に大変でした。3年かかってようやく落ち着いてきた感じですが、今も日々少しずつ進化しています。

しらすの美味しい食べ方

当店では常にしらすを使った料理を提供しているわけではありませんが、用宗のしらすは素晴しい食材でこれまでに色々試してきました。その中でも生しらすのマリネは好評でしたね。用宗の地元の人は酢味噌で食べたりもするそうです。しらす餃子やしらすサブレなんかも目にしますね。

用宗のおすすめスポット

持舟城(用宗城)址には時々登ります。標高70m程の小山で歩いて登っても10〜15分程度、頂上から静岡市を一望できる景色はおすすめです。当店からも歩いて行ける距離なので、天気の良い日にぜひ登ってみてください。