素材の味が活きる!モダンな雰囲気でカジュアルに日本料理が楽しめるお店

食べる/IYAU
IYAU

用宗の海岸から徒歩10秒、海風を感じる絶好のロケーションに、真っ白な外観が目を引くモダンなお店があります。店名は「IYAU(イヤウ)」。ポルトガル語のスラングで『食べる』という意味を持つ、静岡の旬の食材が楽しめる日本料理のお店です。

IYAU 外観
真っ白な外観の建物です

非日常が味わえる店内の雰囲気

IYAU 木製テーブル

お店の扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのが、お部屋の真ん中に置かれた一枚板の木製テーブル。一度に10人が座れるほどの大きなテーブルでお食事をいただきます。おひとりさまでもカップルでも、まるで大家族のように一つのテーブルを囲んで座ります。なんだかちょっとドキドキしますね。

厨房はオープンキッチンタイプになっており、客席からでもご主人の動きが見え、揚げ油のはねる音が聞こえます。遮るものが何もない広々とした静かな空間では、お料理を待つ時間さえも非日常に感じます。

IYAU 店内

一番人気の和膳を頂きました

IYAUのメニューは和膳とコースから選ぶことができます。
和膳(2,500円)
コース(3,000円・4,000円・5,000円)
食材の仕入れによってメニューの内容が変わりますが、その時に一番美味しい旬の食材をご主人が選んで調理してくれるおまかせスタイル。今回はお店の一番人気、和膳のセットをいただきました。

IYAU 和膳

和膳はお肉やお魚から選べる主菜、前菜・小鉢が数種、ご飯、お味噌汁、お漬物といった内容です。
この日の主菜は
・とり肉竜田揚げ
・白身魚(イサキ・ヘダイ)フライ
・豚肩ロースやわらか煮
・ブリ揚げ煮
から選ぶことができました。食材の仕入れ状況によりますが、通常は2〜4種類の中から選ぶ事ができます。今回はブリ揚げ煮を選びました。

IYAU ブリ揚げ煮

ふっくら柔らかく火の入ったブリが絶品です。付け合わせのお野菜も火の入り方が絶妙で、最高の歯ごたえが楽しめます。この日は収穫が始まったばかり、麻機地区の在来蓮根も味わうことができました。

IYAU 副菜・小鉢

他にも副菜・小鉢が充実していましたので、その一部をご紹介。銀杏・落花生・椎茸の白和え、鶏ハム、栗渋皮煮の唐揚げ、自然薯の素揚げ、さつまいもと小豆の醤油麹和え、大根のぬき菜と用宗じゃこの炒め等。静岡で採れた旬の食材を、その食材が持つ美味しさを最大限引き出す方法で、丁寧に調理されているのが伝わってきます。

IYAU 副菜・小鉢

そして何よりも語らずにはいられないのがご飯の美味しさ。この日のお米は藤枝産の新米「きぬむすめ」。釜で炊かれたお米は、一粒一粒が美しく立っていて、しっかりとしたお米の味わいと噛み応えが楽しめます。一口ずつ意識して、丁寧にいただきたくなるご飯です。
いただいたお料理は全て、インパクトのある強い味ではなく、胃からゆっくり染み渡り体を浄化してくれるような、自然な美味しさが際立つ繊細な味わいです。時間に追われた日々を過ごしていると忘れがちですが、いただくお料理と意識して向き合うことで、より一層味わいが広がっていくと教えられた気がします。

OWNER INTERVIEW
オーナーが語るお店のこだわり、
用宗の魅力とは?

IYAU オーナー村松さん

オーナーの村松さんにお話を伺いました。

用宗でお店をはじめたきっかけは?

「19歳から料理の道に入り、20年近く日本食に携わってきました。途中料理から離れた時期もありましたが、やはり料理を作ってお客さんに味わってもらいたい気持ちが強くあり、一念発起して自分のお店をオープンしました。地元である静岡市にお店を持ちたいと思っていた時、縁があってこの用宗の海の目の前という最高のロケーションの物件を知って、即決めました。一目惚れでした。」

日本食のお店とは思えないお洒落なお店ですね

「元々はカフェとして営業していた物件を、デザイナーの友人にお願いしてリノベーションしてもらいました。カフェ物件だったので雰囲気を日本食に持っていくのが難しくて、モダンで異空間な雰囲気にしてもらいました。店名も「○○食堂」にするつもりだったんですが、お店の雰囲気に合わせて「IYAU」にしました。日本食をカジュアルに楽しんでいただければと思います。」

お店のこだわりを教えてください

「一番はお客さんに美味しいものを食べてもらうことを大切にしています。それが一番です。あとは静岡産の地元の食材を使うこと。食材だけでなく、醤油などの調味料も自分で探して、できる限り地元の物で揃えています。そして器も静岡の陶芸家・ガラス作家さんの作品を使っています。料理に使う器は毎日同じものを使っていると、自分自身が飽きてしまうんですね。自分が飽きるということは、お客さんも飽きてしまうということ。だから新鮮な気分で料理を楽しんでもらう為に、定期的に自分で工房を回って器を選んでいます。料理・器・空間を通して、お客さんに楽しんでいただければと思っています。」

IYAU 湯のみ

足久保産の三年番茶は、森町の工房で作られたお湯のみで出していただきました。鮮やかな朱色が綺麗です。

IYAU 食器

お料理をより一層魅力的に引き立たせる器にも、ぜひ注目してみてください。

IYAU 自家製酵素ジュース
和膳には、自家製の酵素ジュースが付いてきます

お料理は2週間おきくらいに少しずつ変わっていきます。食材の仕入れ状況によっても変わります。ご予約は無くても大丈夫ですが、席が10席しかないので、事前のご予約をしていただいた方が確実。
大きなテーブルを囲んで、知らない人同士が食事をする面白い空間です。時には知らないお客さん同士で会話が生まれることもあるそう。IYAUの料理を通じて空間を共有した人同士、一期一会を大切にしたいものですね。

文/写真 よれちゃん
静岡のグルメ情報:もぐもぐしずおか