働く場所にとらわれない、ノマドワーカー向けワーケーション専用宿泊施設「PORTO静岡用宗」が、2024年7月にオープンしました。実際のノマドワーカーの声を反映させ、ストレスなく快適に仕事に取り組める作業空間を実現。オフタイムには、徒歩圏内にグルメ、レジャー、温泉が揃う、静かな港町を満喫できます。東京駅から90分、静岡のプチリゾートでワーケーション体験をしてみませんか?
2024年7月オープン!ワーケーション専用宿泊施設「PORTO静岡用宗」

JR静岡駅から電車で2駅、漁港や海水浴場を有するのどかな港町「用宗(もちむね)」。
新しい商業施設が誕生し賑わいを見せる一方、メインの通りから少し入ると、車が通るのもやっとな細い路地に民家が並び、どこか懐かしい昭和ノスタルジックな風景が残っています。そんな用宗に2024年7月にオープンしたPORTO静岡用宗。「泊まれるシェアオフィス」をコンセプトにした、静岡市内では唯一の二泊以上の長期滞在者向けワーケーション専用施設です。
今回はPORTO静岡用宗を運営する、オーナーの佐々木ユキオさんにお話を伺いました。
きっかけは住まいのサブスク「ADDress」

元々は静岡市の職員だったオーナーの佐々木さん。早期退職をして始めた、住まいのサブスク「ADDress」というサービスで、多くのおもしろいノマドワーカーと出会い、長期滞在者向けの宿があったら喜ばれるのではと思い、ADDressで得たノウハウを全て注ぎ込んだワーケーション専用の宿泊施設PORTO静岡用宗をオープンしました。長期滞在者向けということで、最低泊数は二泊。リーズナブルな価格で長期滞在が可能な、ビジネス版のゲストハウスといったイメージです。
通常は、一回利用したら連続して来るということは稀ですが、オープンから約一年、用宗を気に入ってくれて三回、四回とリピートしてくれる利用者もいるそう。全国をいろいろ訪れた人が、口コミで用宗がよかったと答えてくれたり、利用者のリアルな声が地道に広がっているようです。
仕事に集中できる作業環境

昼間は集中して仕事をしつつ、オフタイムはローカルを楽しみたい。PORTO静岡用宗は、そんな人にぴったりな宿泊施設ですが、基本的に有人対応はありません。
無人のチェックイン、チェックアウトをはじめ、ベッドメイクもない為、ベッドにシーツをかけたり、チェックアウト時の簡単な清掃などは利用者がセルフで行う必要があります。手厚いおもてなしが無い代わりに、リーズナブルな価格でマイペースに利用できるのがPORTO静岡用宗の魅力なのです。

入口からお部屋までの導線上にはセンサーライトが設置されているので、夜でも自動でライトが付きます。

お部屋の数は6部屋。ワーケーション専用施設なので、ストレスなく仕事に打ち込める環境が整っています。こちらは定員1名の標準シングルルーム。デスクは奥行60cm幅180cmで広々使え、モニターも設置されています。光10ギガの高速インターネット回線が導入されているので、大容量データの送受信やリモート会議もストレスなく行えます。またお部屋のシーリングライトは調色・調光機能が付いており、お仕事時に適した昼白色から、お休み時に利用したい暖色系など6種類から選べ、お仕事のON/OFFの切り替えに役立ちます。

共有のダイニングルームには、調理道具、食器、調味料なども揃っています。部屋ごとに分けられた食品ストッカーもあるので、常温品はこちらを利用してください。毎食外食はちょっと...という方は、材料だけ買って来れば、自炊できる環境が整っています。
その他、洗濯機、ガス乾燥機、シャワーも。広々とした浴槽に浸かりたい方は、徒歩3分で行ける用宗みなと温泉をぜひご利用ください。

一階のコワーキングスペースも作業場所としてお使い頂けますので、こちらもご活用ください。
PORTO静岡用宗が大切にしている宿泊者との距離感

PORTO静岡用宗オーナーの佐々木さんは、宿泊者との適度な距離感を大切にしているそう。近すぎても仕事の邪魔になるが、コミュニケーションをゼロにもしたくない。日中部屋で仕事をされる方は、大抵ひとりが多いと思うので、オフタイムには交流を求めている方も少なくない様子。仕事の邪魔をしない適度な距離感が、PORTO静岡用宗の居心地の良さなのかもしれません。
幸いPORTO静岡用宗の徒歩5分圏内には、地元の居酒屋やスーパー、温泉施設、ブルワリーも揃っているので、地元の人と交流を持つ機会はありそう。ぜひ施設周辺を散策して、用宗の魅力にも触れて頂きたいです。