用宗駅から歩いて5分ほどの用宗漁港。世界有数の水深を持つ駿河湾に面し、300年以上の歴史を刻んでいます。安倍川から豊かな水が流入する深い海底は魚類の恰好な住みかで、カツオやマグロで有名な焼津漁港とともに沿岸漁業のメッカとして発展していきました。
ここで用宗名物・しらす漁が日々行われています。毎朝6時~7時に、50隻を超える漁船が一斉に出港していく風景は壮観。晴れた日には、西の空にくっきりと浮かぶ富士山をバックに海に向かう漁船を見ることができます。特に空が澄み渡る12月~1月が絶景のチャンス!
用宗漁港で獲れたばかりのしらすは、漁港内にある漁協直営「どんぶりハウス」で食べることができます。鮮度が命の生しらすはここでしか味わえないぜいたくな一品。年間1000トンの収量を誇るしらす漁は、3月中旬~年明け1月中旬にかけて日曜・祝日を除く日に実施されています。