定番からオリジナル商品まで、甘いものが勢揃いの和菓子洋菓子専門店

食べる/保昇軒

用宗駅を降りて一つ目の交差点を左に曲がると、屋根に「和菓子・洋菓子」と書かれたお店が目に入ります。店長の祖母の代から名前が受け継がれている「保昇軒」は、毎日手作りのお菓子が棚に並びます。
お子様もご年配の方も好きそうな商品を見ると、お客様に合わせて作られている様子が伝わります。お店の前を通るとショーケースが見えるので、ついつい覗いて寄って行きたくなるお店です。

保昇軒外観
シーズンごとに変わるのぼりも目印

OWNER INTERVIEW
オーナーが語るお店のこだわり、
用宗の魅力とは?

毎日一つ一つ手作りの商品

父と一緒に営んでいる「保昇軒」は和菓子は私(店長)が担当し、洋菓子は父が作っています。日持ちがするおせんべいや焼き菓子以外は毎日商品は手作りです。 和菓子に使用している材料は、国内から良質な種類を選んで使用しています。コンビニと比べると少し高いかな?と思われるかもしれませんが、その分高品質な商品になっています。 父が作る洋菓子は、今時のおしゃれに飾ったものではありませんが、昔ながらの味が染み付いています。

保昇軒店舗
色とりどりな和菓子がカウンターに並びます

定番のどら焼きやみそまんじゅうはもちろん、おすすめはレモン大福です。おもちの生地にレモン果汁と皮を擦って練りこんであります。 レモンのさっぱりした風味がこしあんと合ったオリジナルの商品です。

もう一つは塩窯。昔はいろんな店舗で見る機会があったのですが、今はここでしか手に入らない商品だと思います。 用宗の祇園祭に合わせて作っていたのですが、お客様から要望があって通年で販売しています。落雁と食感が似て、口溶けがまろやかな伝統的なお菓子です。

保昇軒塩窯
お好みであんこの種類が選べます

帰って来て気づいた用宗の良いところ

のんびりした雰囲気と、海があるのが用宗の良いところです。私は三重で和菓子の修行を積んだのですが、周りは山だらけの環境でした。 用宗に帰って来た時に海を目の前にして、海があるっていいな、と改めて思いました。 用宗海岸は夜になると、海面に月明かりが作る「ムーンロード」を見られる時があります。駅から海までは近いので、ぜひ一度見てもらいたいです。