駿河湾を目の前に臨むリゾート感のあるカフェで、静岡県産のトマトやフルーツを使った大人向けのパフェが味わえるお店があります。絶妙な甘さの生クリームと、フレッシュなアメーラトマトの組み合わせは、他ではなかなか食べられない味わい。2023年2月にオープンしたマリンカフェのご紹介です。
横浜で経験を積んだ店主さんが営むマリンカフェ
横浜で大人気のチーズ専門店とパフェ専門店で経験を積んだ、マリンカフェ店主の横田さん。ご主人の故郷である静岡市に移り、2023年2月、ここ用宗で念願のお店をオープンしました。お酒にも合う大人のパフェを提供しており、スパークリングワインとパフェのペアリングも楽しめます。
リゾート感のある内装も魅力のマリンカフェ
海に近い立地ということもあり、お客さんにはリゾート感を味わいながら、のんびりと非日常を感じてもらえるお店にしたいと語る横田さん。店内には、デザイン会社を経営するご主人がデザインし、家具職人さんに仕上げてもらった、オーダーメイドのマリンテーブルが設置されています。地中海をイメージしてデザインしたタイルは、3年間試作を重ねてやっと生まれた思い入れの強いカラー。このタイルを並べて作られたマリンテーブルはお客さんにも好評で、このテーブルを希望されるお客さんも多いそうです。チャンスがあれば、横田さんこだわりのマリンテーブルで、優雅な時間をお過ごしください。
静岡県産アメーラトマトを使った新感覚パフェ
マリンカフェでぜひ味わってほしいのが、静岡県産の高糖度トマト「アメーラ」を使用したパフェ。「パフェと言えばフルーツ」という先入観を、見事に覆してくれる驚きのパフェです。
生クリームは甘さ控えめでさっぱりした味わいなので、びっくりするくらいトマトと合います!トマト自体もパフェとの調和を考え、絶妙なバランスでコンポートにされていて、フレッシュでジューシーでとても美味しく仕上がっています!
アメーラトマトのパフェは、上部からアメーラトマトのコンポート、生クリーム、クリームチーズジェラート、トマトジェラート、マスカルポーネクリーム、トマトジュレの順番で層になっています。一層一層が全て手作りで仕上げられたこだわりのパフェ。完璧なバランスで設計されているので、縦に食べ進めていき、それぞれの味わいの組み合わせを楽しんでみてください。
プレートにはパフェの付け合わせとして、チーズと、ハーブ入りの手作りクラッカーが添えられています。パフェの甘さと対極にある、塩味の効いたチーズを合間に挟むことで、パフェを最後まで飽きずに食べることができます。トマトのパフェに添えられていたチーズは、バジルが練りこまれたオランダ産ゴーダチーズ。トマトとバジルの相性は抜群で、ここでも組み合わせの妙が光ります。
フレッシュな苺がたっぷり!苺のSweetパフェ
トマト以外に、フルーツのパフェも用意されています。今回紹介するのは静岡産の苺をたっぷりと使用したパフェ。上部から、フレッシュ苺、スポンジケーキ、苺ジェラート、生クリーム、ミルクジェラート、フレッシュ苺、マスカルポーネクリーム、苺ムース、苺コンフィチュールの順番で層になっている贅沢なパフェです。
甘さと酸味のバランスが絶妙な苺と、さっぱりとした味わいの生クリームとの組み合わせが最高!上部から下部に食べ進める過程で、マスカルポーネクリームや苺のコンフィチュールなど、様々な味わいが折り重なり、至福の美味しさで満たされます。
苺のパフェに添えられるチーズは、イタリア産のパルミジャーノレッジャーノ。その中でも産後100日以内のミルクのみで作られた、ミレジマートという栄養価に優れた種類を使用しているとのこと。深いコクと豊かな味わいで、お酒との相性も良さそうですね!
チーズ専門店とパフェ専門店で経験を積んだ、横田さんならではの、綿密に設計されたパフェをぜひ楽しんでください。苺のシーズンが終わったら、柑橘系のパフェの提供を控えているそうです。お楽しみに!
店主さんに聞きました!マリンカフェの今後について
店主の横田さんは、元々は徳島県のご出身とのこと。海沿いの町用宗は、どこか故郷の徳島に似た雰囲気があり、のんびりとした時間の流れるこの場所が大好きになったそう。お店に来た際はマリンカフェだけではなく、自然が溢れるこの用宗ごと楽しんで欲しいとのこと。今後はパフェだけではなく、ランチメニューの提供も予定しているということで、どんなランチメニューになるのか楽しみですね。パフェに添えられたチーズのように、マリンカフェが用宗の魅力をさらに引き出してくれる、素敵な存在になっていくことを願っています。
文/写真 よれちゃん
静岡のグルメ情報:もぐもぐしずおか