用宗漁港から住宅街に少し入ると「貴乃」の看板が見えます。定食から本格的な割烹料理まで楽しめるお店です。
新鮮な魚や旬の野菜、食材を生かした丁寧な仕込みに店主のこだわりが感じられます。
整えられた居心地の良い店内には、カウンター席に常連さんが集い、広々とした小上がりには椅子席と座敷席もあるので、家族連れでも安心。
地元の人にも愛される「貴乃」は、気軽にランチを楽しんだり、美味しいおつまみとお酒で用宗の夜を満喫したり、様々なシーンで訪れたいお店です。
OWNER INTERVIEW
オーナーが語るお店のこだわり、
用宗の魅力とは?
広野で創業40年
当店は40年程前に、私の父がここ広野(用宗漁港の東側の地区)で開業しました。今も両親と私の3人で営んでいます。
昔ながらの定食はもちろん、私が修行先で学んだ割烹料理をメニューに加え、お客様のお好みの一品をご提供させていただいています。黒板のメニューは毎日の仕入れで変わりますので、いつ来ても旬を感じていただけると思います。
食材と仕込みには絶対の自信
当店は、良質な食材と手間暇かけた仕込みに絶対の自信を持っています。
魚は冷凍や養殖のものは使わず、生のものだけを仕入れています。やはり香りも旨味も全然違いますね。
獲れたて新鮮なうちは食感を感じられる刺身で、熟成して旨味がのったところでお寿司にしてご提供しているのですが、生の魚を丁寧に仕込んでいるからこその味わいです。 年に数回ですが生の大間のマグロが入ることもあります。今日のマグロは大間のものではありませんが、生の本マグロです。
野菜も旬のもの、美味しいものにこだわっています。毎日その日市場で出会った最良の素材を仕入れています。
しらすの地元だからこそ、半端なしらすは出せない
本当に美味しい新鮮なしらすは一匹一匹が立つほどのパリパリ感があるのですが、お店ではその鮮度でご提供することが難しいためメニューには書いていません。
特に当店の常連のお客様は、しらすを知り尽くした方々が多いので、なおさらお出しできないんです。それでも稀にお出しできる時があるので、その時はぜひ用宗のしらすを食べていただきたいです。
広野の楽しみ方
目の前の用宗漁港はもちろん、どこからでも富士山が見えるので気ままに散歩するだけでも気持ちが良いですね。
広野は桃の産地としても有名で、当店の目の前から安倍川の河口へ向かって畑が広がっているのですが、春には桃の花がとても綺麗に咲いています。畑と海岸の間は広野海岸公園になっていて、こちらは子供連れのご家族で賑わっています。
地元の人は気さくな方が多いので、当店の常連さんなど地元の方々との交流も楽しんでいただけると思います。