マニアも唸る!早朝から行列のラーメン店

食べる/RAMEN SHIGENO

陽も昇らぬ早朝から、ラーメン好きがこぞって集まる人気のお店をご紹介します。素材にこだわった味わい深いスープは、他ではなかなか味わえない逸品。早起きする価値は十二分にあります!今回は、店主の重野央成さんにお話を伺いました。

2025年4月オープン「RAMEN SHIGENO」

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黄色いのぼり旗が目印!2025年4月6日、静岡市駿河区用宗、みなと横丁1階にオープンした「RAMEN SHIGENO」。元々はオムライス専門店として営業されてきましたが、店主さんのラーメン好きが高じて、ラーメン専門店としてリニューアルオープンしました。

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店内はカウンター席が6席。バーのようなおしゃれな空間で、ラーメンに興じることができる素敵なお店です。開店時間は毎朝7時ですが、受付の記帳が始まるのは、土日祝はなんと早朝の4:30(平日は5:30)。それでもリニューアルオープン以降、連日完売続きとのことで、その人気ぶりが伺えます。

「RAMEN SHIGENO」のメニュー

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朝のメニューは焙煎煮干中華そばと、季節の限定麺。昼は定番メニュー、SHIGENO中華そばと、焙煎煮干中華そばの二本柱となります。朝昼共にスープがなくなり次第終了となるので、なるべく早めの記帳がお勧めです。

動物系の重厚な旨さ「SHIGENO中華そば」

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ランチタイムに提供される看板メニュー「SHIGENO中華そば」は、スープに天城軍鶏と四万十ポークを使用。共にブランド化された高級食材で、天城軍鶏は店主のお兄さんが藤枝で営む「備長炭焼鳥 鳥しげ」から譲り受けているそう。通常は1杯1000円のラーメンに使える素材では無いとの事で、ぜひ一度は試して頂きたい、SHIGENOを代表する渾身の一杯です。(写真は特製SHIGENOわんたん中華そば 1,360円)

煮干しの苦味も愛するなら「焙煎煮干中華そば」

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牛深平子、平戸いりこ、大綱白里鰯といった、数種類の煮干しをスープに使用した、煮干しが主役の中華そば。煮干しの旨みだけでなく、独特の苦味も楽しめる、煮干し好きにお勧めしたい一杯です。SHIGENO中華そばと共通して使用されている、低加水のパツパツした食感のストレート麺が、スープと良く合います。ふとした瞬間に「あぁ、また食べたいな。」と思い出す、記憶に残る一杯。(写真は焙煎煮干中華そば 1,190円)

朝ラー文化を静岡に広めたい

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店主の重野さんは、朝ラー文化が根付いた藤枝市出身で、ご自身も大のラーメン好き。コロナをきっかけに、独学でラーメン作りをはじめ、静岡に朝ラー文化を広めたいという思いで朝ラー営業を始めました。

休日には都内の人気ラーメン店を訪れ、インスピレーションを得ることで、ご自身のラーメン作りにも活きてくるそう。

「真似して美味しいと言われても嬉しくない。自分の中に落とし込んで、アレンジして自分なりの表現をしていく。今はSNSなど、写真を撮って広がる時代。味の研究はもちろん、目の前に運ばれてきたラーメンを見て、わぁと感動し、写真を撮りたくなるような一杯を、このラーメンは絶対に美味しいと、脳に訴えかけるようなラーメンを目指す。」